からだが硬い。間違ってませんか？　そのストレッチ！

岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME（たいむ）」代表理学療法士×認定筋膜マニピュレーションスペシャリスト×ピラティスインストラクターの小木曽です。

 

からだが硬い。間違ってませんか？　そのストレッチ！

 

肩こり・腰痛などでもストレッチはお手軽にできる改善方法の一つですが、一般的には少々間違った認識で行われやすい方法でもあります。

 

ストレッチが対象にしているものは筋肉です。

そして筋肉は関節をまたいで骨と骨にくっついています。

関節をまたいでいるおかげで、筋肉に力が入ると関節が動き、腕や脚が曲げられます。

 

ストレッチを行いたいときは、基本的にこの筋肉のノビが足りない（筋肉・からだが硬い）と思うときかと思います。

 

ただし上記の通り、骨と骨をつないでいますので、伸ばそうとした時に反対側が引っ張られてきてしまっては効果がありません。

 

効果を出すために重要なことは、一方の固定です。

 

ふともも（大腿四頭筋）のストレッチを例

１．片膝立ちをします。このときついた膝の下にはクッション兼動かしやすいようにタオルなどを敷いておきます。

２．床についた膝を後ろに滑らせて股関節の前側を伸ばします。

３．膝の動きが止まった場所をキープしたまま、足首をもって膝を曲げていきます。

 

このとき、手順だけ見て行うと骨盤が引っ張られてどんどん前傾姿勢になっていきます。

前傾姿勢になっていると、筋肉の長さ自体は変わっていません。

ストレッチの基本は「筋肉を伸ばす」ことです。

 

そのため、このストレッチを行う際は、骨盤の方向けを変えない。坐骨が地面に向いて垂直に立っている「骨盤を立てた」状態で行わなければいけません。

ただし、あくまでも「痛みを強く感じない程度（痛気持ちいい程度）」までを心がけて行いましょう。

正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう！
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