原因不明の肩こり・腰痛対策！筋膜が硬くなるしくみ！③ 

岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME（たいむ）」代表理学療法士×認定筋膜マニピュレーションスペシャリスト×ピラティスインストラクターの小木曽です。

 

原因不明の肩こり・腰痛対策！筋膜が硬くなるしくみ！③ 

 

筋膜（Fascia）はコラーゲンとエラスチン、ヒアルロン酸で構成されています。

 

コラーゲンは言わば革ベルト、エラスチンはゴムです。

コラーゲンは革ベルトのため、弾性には乏しいものの、張力に対してしっかりとした抵抗性を示してくれます。

エラスチンはゴムのように弾性に富んだ線維です。線維自体が非常に伸びやすく、だいたい2.5倍の長さまで伸びます。

これらの線維に充満しているものがヒアルロン酸という潤滑油で、ヒアルロン酸のおかげで非常に滑りが良くなります。

 

この張力・弾性の関係が不調の発生、姿勢コントロールに重要な要素となっています。

 

勘違いされやすいところですが、筋膜を伸ばすわけではありません。

筋膜の構成要素は上記のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸ですが、コラーゲンという「伸びない」線維が含まれているため、本来の長さ以上になることはありません。（※本来の長さ以上に伸ばしてはいけません。靭帯もコラーゲン線維ですが、ひどい捻挫の後など、コラーゲン線維が伸び切ってしまうことで、安定性が非常に悪くなってしまいます。伸びきってしまった革ベルトは戻りません）

 

筋膜リリースでは、よじれてくしゃくしゃになっっている革ベルトを本来の長さまで戻すことが目的です。

筋膜マニピュレーションでは、ヒアルロン酸の滑りの改善からこのよじれにアプローチしています。

 

初期段階の伸びはエラスチンが担当しているので、一度動きが止まったところが現在のコラーゲン（くしゃくしゃになった革ベルト）の長さです。

コラーゲンがほぐれていくには時間がかかり、また、急な動きでは神経的な制御によって逆に縮む方に筋肉も働いてしまうことが多いため、ゆっくりかつ一度動きが止まったところから20秒以上保持することが大切です。

 

正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう！

当スタジオではあなたのかかりつけ理学療法士として肩こり・腰痛、姿勢など様々なおからだの健康相談や定期ケアなども承っております。

 

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