筋膜マニピュレーションはプロトコルに沿うことで最大の効果を発揮します。

岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME（たいむ）」代表理学療法士の小木曽です。

 

筋膜を標的とする多くの治療法があります。その中でも筋膜マニピュレーション🄬は、筋膜の緻密化（よじれ）を解消することを基本的な前提とする唯一の方法として知られています。

 

筋膜の考え方が広まってから、痛みや不調の原因のひとつとしてその比率が大きくなってきました。

 

近年、筋膜は非常に豊富な神経支配を受けている構造であることもわかってきています。

 

このことから、生体力学、運動制御、固有受容感覚、および姿勢調節において重要な役割を果たしているとも言われています。

 

その役割として、筋肉によって生成されるパワーの約40%が、筋膜から筋膜へと伝達されています。

また、筋膜は能動的な刺激に応じてその張力を変えることができることがわかっていますが、過度な同じ動作の繰り返しや大きなけが・手術などの結果として、よじれとして硬くなることでこの張力の変化が正常に働かなくなる可能性があります。
さらに、筋膜は全身につながっているので、1つの筋肉がそれに隣接する筋肉、またはバランスを取っている裏側の筋肉にも影響を与えています。
またいくつかの層で構成されているため、それぞれが独立して動くこともできます。

 

そのため、筋膜が原因の痛みや不調に対しては、機械的側面と神経生理学的側面から考えることが必要です。

 

筋筋膜系が機能不全につながる原因としてヒアルロン酸の質の障害があり、肩こり、腰痛、膝の痛みなど関節の動きの悪化や痛みを引き起こしやすくなります。

 

筋膜マニピュレーションで行うよじれの改善手技（テクニック）は非常に効果的なため、よじれのポイントにアプローチするだけでも一定の効果を出すこともできます。
ですが、技術（スキル）としてよじれの原因を推測し、そこからどのような流れで筋膜のよじれが発生し、その張力の変化が起こってきているのかを正しくチェックして、全身の筋膜の張力バランスの再構築をすることで、最大の効果を発揮します。

そのためには、原因を推測し、原因に関連する部位（基本的には上半身・または下半身）の全筋膜ラインについてチェックし、よじれのラインの選定及び流れを定めることが必要です。

 

正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう！

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