歩幅の狭い人は認知症になりやすい?
2022/04/27
岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME(たいむ)」代表理学療法士の小木曽です。
あなたの歩幅、狭くないですか?
歩幅の狭い人は将来、認知症になるリスクが高いかもしれません。
群馬県と新潟県に在住の65歳以上の方1000人以上を対象とした調査があります。
この調査では、ひとりひとりの歩幅を調べて「歩幅が狭い人」「歩幅が普通の人」「歩幅が広い人」の3つのグループに分け、最長4年にわたり「認知機能の低下がないか」を調査しました。
その結果、「歩幅が狭い人」の認知機能の低下が最も多く、「歩幅が広い人」の認知機能の低下よりも3.39倍多いことがわかりました。
つまり、「歩幅が狭い人」は「歩幅が広い人」よりも認知機能低下のリスクが3倍以上あることになります。
脳の中でも、脳の前頭領域や運動野の大きさのほか、脳の血流が落ちてくると歩行速度が遅くなり歩幅が狭くなることがわかってきています。
つまり脳の状態が歩幅に反映されているともいえます。
一度認知症の診断がつく水準となった方については、様々な要因によって歩幅から認知症を改善することは少し難しいかと思います。
ですが、認知症の前段階である「MCI(軽度認知障害)」や「認知機能の低下」ですんでいる場合は、十分に改善の可能性があります。
歩幅が狭い人は、今からでも歩幅のコントロールをしていきましょう。
歩幅をコントロールすることで脳が活性化し、脳への血流改善などの効果があります。
10~15m先を見ましょう!
腕を前後で60度の振り幅を意識して振りましょう!
同じ歩幅を意識しましょう!
そして普段の歩幅より1歩(5㎝)前へ!
正しく歩くことで認知症予防とともに筋膜もからだになじみやすくなり、動かしやすいからだづくりをしやすくなります。
正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう!
当スタジオでもあなたのかかりつけ理学療法士が肩こり・腰痛、姿勢など様々なおからだの健康相談を承っております。
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