そのストレッチは、ストレッチになっていますか?【ストレッチの間違い】
2022/04/26
岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME(たいむ)」代表理学療法士の小木曽です。
ストレッチの分類としては動的(ダイナミック)ストレッチ、静的(スタティック)ストレッチがあります。
このうち、ストレッチとして一般的に認識されやすいのは動かずにじっくり伸ばす静的(スタティック)ストレッチかと思います。
ですが、その静的ストレッチは、ちゃんとストレッチになっていますか?
静的ストレッチの基本は、骨と骨を遠ざけて、その2つの骨についている筋肉を引き伸ばすことです。
つまり、片方がしっかりと固定されていなければ、引っ張られた方向に動いてきてしまい、伸ばされていないことになります。
例えば、腕を挙げ、頭の上で片方の肘を反対側の手で持って内側に引っ張るストレッチ。
具体的には、右腕であれば右手が首の後ろに来るように右腕を挙げ、右腕の肘を左手で左方向に引っ張ります。
運動前によく見るポーズですね。上腕三頭筋のストレッチをしたいのだと思います。
このとき肘を引っ張ることで片側は固定(引き伸ばそうと)されています。ですが、もう片側である肩甲骨は固定されていません。
何もないところで立って肘だけ動かすと、伸ばしたいのに肩甲骨が動いてしまい、まったくストレッチになっていないのです。
ゴムでつながった二本の棒のうち、片方だけを引っ張ってもゴムは伸びず、もう片方の棒がコロコロとついてくるのと同じです。このゴムが筋肉です。
つまり、上腕三頭筋のストレッチをしたいと思ったならば、からだの右側を壁にぴったりとつけて肩甲骨が動かないように固定して行う必要があります。
静的ストレッチのポイントは固定です!
片側が動いてこないように固定するポジションをとってから、もう片側を引っ張って伸ばしていきましょう!
痛気持ちいいまでがおすすめです。日本人はきつければきついだけ効果があると思いがちです。絶対に痛いまでは行わないようにしましょう。
筋膜リリースであれば痛気持ちいいまでもいかず、引っ張られ始めたかな?という場所で止めて伸びるのを待ちましょう。
感覚としては伸ばすのがストレッチ、伸びるのを待つのが筋膜リリースです。
正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう!
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