運動の栄養学　様々な働きを持つミネラル！

岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME（たいむ）」代表理学療法士の小木曽です。

 

しっかり食べていますか？

栄養摂取が運動のパフォーマンス向上、コンディショニングに及ぼす影響が明らかになってきています。

エネルギーや栄養素の不足は体調不良、けが、集中力の低下につながります。

栄養が足りていないと、筋膜にとってもよくありません。

 

人に必要なミネラルは１６種類あり、必須ミネラルと言われています。

通常の食事からでは不足しがちな必須ミネラルは、カルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)の１６種類です。

 

ミネラルは過不足しやすいため注意が必要です。
例えば、ナトリウム、リンは過剰摂取しやく、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛は不足しやすくなります。

 

体内でのミネラルの働きは大きく分けて3つにまとめられます。

①骨、歯などの身体の構成成分となります。

②体液に溶けてph・浸透圧を調整する。神経・筋肉の興奮性の調整をするなど、生体機能の調整を行います。

③酵素の構成成分として、タンパク質などと結合して働きます。

 

このように、基礎代謝や新陳代謝、エネルギー代謝を促す、からだの機能や組織を調節・強化し、心身のバランスを正常に保っています。

 

カルシウム（小魚、乳製品）は、歯や骨を作りり、神経の興奮を抑えています。
リン（加工食品）は、骨や歯をつくり、糖質の代謝を助けています。
カリウム（果物、野菜、芋、豆類、干物）は、血圧を調節してくれます。
硫黄（肉類、魚介類、卵、アブラナ科の野菜、ネギ類）は、皮膚・髪の毛・爪などをつくってくれます
塩素（塩、海藻類、オリーブ）は、胃液の成分となったり、殺菌効果があります。
ナトリウム（塩、しょうゆ）は、血液・体液の濃度を調整したり、筋肉や神経の興奮を抑えてくれます。
マグネシウム（豆類、種実類、海藻類、魚介類）は、骨や歯を強くする、酵素の働きを助ける、神経の興奮を抑えてくれます。
鉄（海藻類、貝類、レバー、緑黄色野菜）は、赤血球の中で酸素を運搬してくれます。
亜鉛（魚介類、肉類、海藻類、野菜、豆類、種実類）は、体内の酵素の材料となり、ホルモンの合成を活性化させます。
銅 （魚介類、肉類、豆類)は、ヘモグロビンの生成を助けてくれます。
マンガン（香辛料、緑茶、藻類、穀類、種実類、豆類、小魚）は、骨や関節をつくってくれます。
クロム（藻類、調味料、きくらげなどのきのこ類、魚介類、肉類、卵、穀類）は、糖や脂質の代謝を高めてくれます。
ヨウ素（藻類、魚介類、昆布茶）は、成長促進、基礎代謝を高めてくれます。日本人は多く摂取するため欠乏の心配はほぼありません。
セレン（魚介類、肉類）は、抗酸化作用があります。
モリブデン（豆類）は、肝臓や腎臓で老廃物を分解してくれます。
コバルト（肉類、レバー、魚介類、乳製品などビタミンB12wo含む食材）は、血液をつくってくれます。

 

正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう！

当スタジオでもあなたのかかりつけ理学療法士が肩こり・腰痛、姿勢など様々なおからだの健康相談を承っております。

お気軽にご相談ください！