骨の働き　血液をつくる「造血」

岐阜市の筋膜専門整体スタジオ「THYME（たいむ）」代表理学療法士の小木曽です。

 

骨はからだを支え、からだの基本的な形を作っていますが、他にもいくつか機能があります。

 

１．からだを支える「支持」

２．動けるようにする「運動」

３．からだの器官を守る「保護」

４．血液をつくる「造血」

５．カルシウムなどミネラルの「貯蔵」

 

【今日から使える解剖学】

血液をつくる「造血」

骨の中にある骨髄で血液の成分（赤血球、白血球、血小板など）が作られています。

赤ちゃんがお腹の中にいて骨髄が未形成の頃は、造血は骨髄以外の組織で行われています。

骨髄での造血は妊娠第11週頃から鎖骨で始まり、その後大腿骨や上腕骨で造られ始め、第14週頃に脊椎など全身の骨で造られていきます。

 

生後は骨髄での造血に完全に置き換わりますが、徐々に四肢の末端から役割を終え、脛での造血は20代前半で、大腿骨は40代半ばで造血の役割を終え、体幹（肋骨・胸骨・椎骨・腸骨など）の骨が主体となっていきます。

これらの骨は筋膜マニピュレーションの造血系へのアプローチとして重要な部位になります。（非常に痛いです…。適応・不適応をはじめ、個人差がございます）

 

四肢の骨もただ役割を終えるだけでなく、大量出血や現在の造血機能が低下した時など必要に迫られた場合には造血機能を復活させ、正常時の６～７倍の能力を発揮します。

そのためトータルでの造血機能は高齢になっても保たれます。

 

筋膜マニピュレーションには造血器官へのアプローチもございます。

 

正しい知識とトレーニングをこころがけて筋膜の正常化と健康寿命の延伸を図っていきましょう！

当スタジオでもあなたのかかりつけ理学療法士が肩こり・腰痛、姿勢など様々なおからだの健康相談を承っております。

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